以前、私が参加した「ペットと防災」のセミナーで、講師の方が繰り返していました。
「災害時は、とくかく猫を逃がさないで」
一度逃げてしまうと、そのまま見つからず、野良猫のようになってしまうこともあるそうです。
だからこそ、まず逃がさない。
猫との避難では、とても大切なことだと思います。
避難先でキャリーケースを開ける必要がある時は、まず周りの状況を確認。
ドアや窓が開いていないか。
逃げ込めそうな場所はないか。
そして、できるだけ安全な場所で開ける。
「うちの猫は逃げないから大丈夫」ではなく、災害時はいつもと違うと考えておきたいところです。
以前、東日本大震災を経験した若い方たちの体験談を読んだことがあります。
現地の学生たちが苦しんだ様子がたくさん掲載してありました。
印象に残ったのは、数日間、なかなか十分な食事ができなかったという話です。
家にはお米や食料の備蓄がない。
コンビニへ行っても商品がない。
避難所へ行けば必ず十分な食事ができるとも限りません。
「若い人は後にしてください」と言われ戻ったという話も読みました。
災害が起きれば、お金を持っていても「買うものそのものがない」という状況が起こります。
若くて健康だから大丈夫、という問題ではないんですね。
そして、もうひとつ用意しておきたいのが、その子が大好きなおやつ。
いつもの家ではない。いつもの生活でもない。
そんな不安な状況だからこそ、普段から大好きなおやつがあることは、少し安心するきっかけになるかもしれません。
食欲が落ちてしまった時や、いざという時に猫を呼び寄せるために役立つ可能性もあります。
フードや水だけでなく、「絶対に好きなもの」も防災バッグへ
キャリーケースに入れて避難するところまでは考えていても、その後のことは意外と忘れがちです。
避難所に着いた後。
車から降ろす時。
キャリーケースから移す時。
ほんの一瞬の油断で飛び出してしまうかもしれません。
無事に一緒に避難できたからこそ、その先も一緒に。
猫との防災では「連れて逃げる」と同じくらい、**「逃がさない」ことも大切な備え**だと思います。
「この子精神状態がいつもと違うかもしれない」と意識していれば違ってくるので
本日は以上です。
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