防災の備蓄というと、まず思い浮かぶのは水と食料。
私の店では、お水を販売していることもあり、水の備えについては何度も書いてきました。
でも、もうひとつ忘れてはいけないものがあります。「トイレ」です。
なぜ、あえてトイレのことを書くのか。
災害時のトイレは、なるべく回数を減らしたいものです。
大きな地震では、断水だけでなく排水管が損傷することがあります。
水があるから流せる、とは限りません。
トイレが使えない。汚れている。長い列ができている。
そんな状況になると、「トイレに行きたくないから」と水分や食事を控えてしまうことがあります。
その結果、脱水や体調不良、さらには血栓ができる、いわゆるエコノミークラス症候群などの健康被害につながることも。
だから、「飲む水を備える」と「安心してトイレに行けるようにする」はセットで考えたいところです。
東日本大震災、熊本地震、そして能登半島地震。
過去の災害を経験するたび、トイレを含めた避難生活の課題が明らかになってきました。
能登半島地震の教訓などを踏まえ、内閣府も2024年12月に「避難所におけるトイレの確保・管理ガイドライン」を改定するなど改善へ動いています。
でも、災害が起きてすぐ、すべての家庭に必要な物が届くわけではありません。
政府が現在紹介している目安では、
【携帯トイレ】
5~6回 × 人数 × 7日分
4人家族なら、140~168回分。
そして忘れやすいのが、
【トイレットペーパー】
4人家族で8ロール(30mタイプ)程度。
さらに、使用済みの携帯トイレを保管する密閉袋やポリ袋、ウェットティッシュ、消毒液、消臭剤なども一緒に備えておきたいものです。
水を備える。食料を備える。
トイレを心配して飲食を我慢しないためにも。
次に防災用品を確認するとき、「水は何本ある?」と一緒に、「トイレは何回分ある?」も数えてみませんか。
本日は以上です。
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